Problem 27 の考察のまとめ

■問題文に出てくる式
式A:n^2+n+41
式B:n^2-79n+1601
式D:n^2+an+b

考察1で定理と証明で求められた式
式C:(n-x)^2+(n-x)+41

■条件
{\mid}a{\mid}\;<\;1000
{\mid}b{\mid}\;<\;1000
0\;{\leq}\;x\;{\leq}\;40

a,bの求め方
式Cを展開した場合、以下のようになる。
n^2\;+\;(-2xn+n)\;+\;(x^2-x+41) \\ \hspace{90}a\hspace{105}b
上記式より、a,bの求め方は以下の通りとなる。
a\;=\;(-2x+1)
b\;=\;(x^2-x+41)

a,bの最大値と最小値
最小値と最大値は式Aと式Bの間と考えられる為、以下の範囲に狭められる。
-79\;<\;(-2x+1)\;<\;1
41\;<\;(x^2-x+41)\;<\;1601
Bの最大値は問題文より大きいため以下のように置き換える。
41\;<\;(x^2-x+41)\;<\;1000

問題文よりbの最大値を置き換えた為、bの最大値についての不等式を考える。

bの境界値を考える(不等式)
x^2-x+41\;<\;1000
この不等式を以下の式のように考える。
x^2-x+41=yとする。
境界値1000、つまりyが1000の場合のxの値を調べます。

x^2-x+41=1000 より
x^2-x+41-1000\;=\;1000-1000 両辺に-1000を行う。
x^2-x-959=0

解の公式 x=\frac{-b\pm\sqrt{b^2-4ac}}{2a} より
x\;=\;\frac{-(-1)\pm\sqrt{(-1)^2-(4\;*\;1\;*\;-959)}}{2\;*\;1}
x\;=\;\frac{1\pm\sqrt{1+3836}}{2}
x\;=\;\frac{1\pm\sqrt{3837}}{2}

xの最小値は0であるため、マイナスの解は計算せず、プラスの解を計算する。
x\;=\;\frac{1+\sqrt{3837}}{2}
これを計算すると 31.47176133 となる。
xは整数であるため、この結果より低い数値、つまり境界値である1000より低い数値は31となる。
xに31を入れる事で、a,bを求める事が出来る。

a,bを求める。
a\;=\;-2*31+1\;=\;-61
b\;=\;31^2-31+41\;=\;971



■プログラムとしての計算式
上記の結果によりa,bの求め方が分かる。
尚、この式は0\;{\leq}\;x\;{\leq}\;40である場合のみ有効である。
x\;=\;\frac{1+\sqrt{1+(-4*(41-I))}}{2}
上記の式より求めたxを下の式に適用することで結果を得られる。
a\;=\;(-2x+1)
b\;=\;(x^2-x+41)

ちなみに、Iに入力出来る値の範囲は41{\leq}I{\leq}1601となる。


■数式の間違いについて
x\;=\;\frac{1+\sqrt{1+(-4*(41-I))}}{2}
この数式の結果が整数の場合は-1しなければならない。

x\;=\;\frac{1+\sqrt{1+(-4*(41-I))}}{2}\;-\;0.000000000001
を行って小数切り捨てでもいけるかも・・・?